岐阜大学動物病院

診療

看護師に聞いてみよう!

動物病院には、動物看護師がいます。動物看護師は、獣医の先生と飼い主さまとの懸け橋です。もし、獣医の先生に話しづらいことがあったり、分からないことや少しでも疑問に思うことがあれば、診療の合間などにお気軽に看護師に質問をしてくださいね。

例えば、薬の飲ませ方や点耳などはコツがあります。上手くできないようでしたら、ぜひご質問ください。

また、質問だけでなく、飼い主さまとの会話をとても大切に思っています。「この子の調子がすごく良くなったよ」と声をかけていただいたり、何気ない会話からも気付くことが沢山あります。飼い主さまの不安が少しでも軽減されますよう、どんなことでも相談にのります。

飼い主さまからのよくあるご質問と回答はこちらでご覧いただけます。

動物と仲良くなるコツは?

とにかくたくさん話しかけるようにしています。動物の性格にもよりますが、やわらかい口調で優しく撫でてあげると動物も安心します。怖がりな子に対してはいきなり近づかずに少し離れて声をかけてあげるなどするといいと思います。向こうから近付いてきてくれるのを少し待ってみるのもいいと思います。
頭をすぐ撫でたくなりますが、まずは動物をよく見てください。興味を示してくると思うので下顎から撫でてあげれば動物も懐いてきます。
怯えている子が多いのでやさしい口調でたくさん話しかけるようにしています。そうすると自然と仲良しになれている気がします。
いきなり触れるのではなく相手に自分のことを確認させて、どこか痛いところはないか観察し、ありそうなら触らないようにして、大丈夫そうなら声を掛けたり相手の興味をひいたりしながら距離を縮めて仲良くしていきます。おこっている子は落ち着くのを待つか、無理に仲良くなろうとしないことです。猫好きの私としては…多少ご機嫌斜めな猫でも、口の横辺りをマッサージするように撫でると顔を前に突き出し、鼻に筋をよせ、目を細めて気持ちよさそうな表情になり仲良くなれます。
性格には個体差があります。臆病な子、怖がりな子にはなるべく恐怖心を与えないように心がけたり、よくゲージを覗くようにしています。コミュニケーションは個体差に限らずとても大事だと思います。
動物と仲良くなるコツはまず動物をよく見ることだと思います。やはり人間と同じで怒っている時には仲良くなれないと思います。動物が唸ったり、咬みつこうとしたり、吠えている時には仲良くするのは難しいのではないでしょうか? 触る時には上から触ると怖がってしまうのでまずは座って、同じ目線になり自分から手を伸ばすのではなく膝の上に手をグーにして動物が寄ってくるのを待ちます。人間でも動物でも知らない人にいきなり触られるのは怖いと思います。
動物と仲良くなるコツはないと思います。性格が社交的な子もいれば、すごくシャイな子や、シャイすぎて咬んでしまう子もいます。だから、私は仲良くなるというよりは少しでも緊張や不安がほぐれるように、話しかけるようにしています。
とにかく声をかけてあげてください。目を見てしっかり。ちなみに、飼い主さんが「親バカ」なのは普通です。いっぱい可愛がってあげてください。
優しく話しかけることが大事だと思います。人懐っこい子もいますが、中には臆病な子も多くいると思いますので、急に撫でるよりも優しく話しかけ、まずは動物を安心させてあげることが大事だと思います。
そっと近付き優しく話しかけることです。怖がっているわんちゃんには、ずっと目を合わせたり、いきなり触ると嫌がるので、声をかけながらそっと触ります。

メッセージ

動物は人と違うかもしれませんが、飼っているなら動物は家族の一員です。性格によっては扱いにくい子もいるかもしれませんが、家族を想うようにどんな時も動物を大切にしてあげてください。

わんちゃん、ねこちゃんの事をよく理解し、体調が悪い時に出る動物達の何らかのサインに気付いてあげて欲しいと思います。病気の早期発見につながることもあります。 飼い主様とペットのわんちゃん、ねこちゃんとが少しでも永く幸せに過ごせるように私達も頑張ります。

メッセージペットが病気になってしまった時は

動物は言葉が話せないので、人間が気づいてあげるしかありません。一番近くで毎日そばにいる飼い主さまにしか分からないペットの変化にいち早く気付いてあげてください。

とはいえ、いつもそばにいる飼い主さまから見ても気付きにくい病気もあります。「もっと早く気付いてあげられたら良かったのに…」と、ご自分を責める飼い主さまもいらっしゃいますが、それは仕方のないことだと思います。そのことを責めるのではなく、これからその子がどうしたら楽に生活できるか、飼い主さまと幸せに過ごせるか、そのためにできることは何かを獣医の先生と一緒に考えましょう。飼い主さまに元気がないとペットはそのことに気付き、心配します。ですからできるだけ前向きに考え、ペットを安心させてあげてください。

メッセージ動物を飼う時は

最近では、ペットを高いお金を出して手に入れることが当たり前のようになり、純血のワンちゃんやネコちゃんが多いですね。しかし、買うよりも育てていくほうがお金も愛情も必要です。まだまだ保健所に引き取られるペットが多く、悲しいことです。命ある生き物ということを忘れず、大事にしてほしいと思います。