岐阜大学動物病院

診療

岐阜大学動物病院 診療科目:内科

岐阜大学動物病院では難治性の内科疾患、特に皮膚疾患(前田)、不明熱(前田)、血液疾患(鬼頭)、内分泌疾患(西飯永田)、泌尿器疾患(高島諭)、消化器疾患(永田)の診断、治療に対応できる体制を整えております。詳細に関しては下記の獣医師紹介をご一読のうえ、診断または治療に苦慮されている内科疾患がございましたらぜひとも本院をご活用頂ければと思います。

内科の獣医師紹介

獣医臨床放射線学研究室

前田 貞俊Sadatoshi MAEDA

  • 産学官連携・共同研究
専門分野
  1. アレルギー性疾患(アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、喘息)
  2. 各種皮膚疾患(副腎皮質機能亢進症および甲状腺機能低下症を含む)
  3. 自己免疫性疾患(不明熱を含む)
  4. 画像診断(エックス線診断、超音波診断、超音波ガイド下生検)
特徴または長所
  1. アレルギー性疾患の診断・治療
    アレルギーに対する客観的診断法の一つとして、フローサイトメーターを用いた検査を取り入れており、正確な診断および治療効果の判定が可能となっています。アレルギー診断後は、皮内反応試験や血清IgE検査の結果をもとに減感作療法などの抗原特異的免疫療法も実施できます。
  2. 各種皮膚疾患の診断・治療
    感染、角化異常、内分泌異常および免疫異常に起因した皮膚疾患の診断および治療も得意としております。外用剤を用いた治療はもちろんのこと、内科的治療にも力を入れています。
  3. 各種自己免疫性疾患の診断・治療
    末梢血リンパ球サブセット分類または血中炎症マーカー検査を用いた自己免疫性疾患(免疫介在性多発性関節炎、SLE、天疱瘡など)の診断と各種免疫抑制剤を用いた治療を得意としています。
連絡先 動物病院事務部まで
血栓止血学研究室

鬼頭 克也Katsuya KITOH

  • 産学官連携・共同研究
  • 受託検査
  • 教授の授業
専門分野
  1. 止血異常(出血傾向・血栓傾向)
特徴または長所
  1. 止血異常
    止血機能スクリーニング検査としてプロトロンビン時間(PT)、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)、血漿フィブリノゲン濃度などの測定を行います。また、受託検査では、血液凝固因子活性を測定して血液凝固異常を診断します。

メッセージ

  1. 血液凝固の依頼検査を希望される場合には、3.2%クエン酸血漿を冷凍して(できれば-20℃以下)、冷凍便でお送りください。
  2. 講義、出張等で緊急の対応ができない場合がありますのでご承知おきください。
連絡先 研究室(058)293-2866 または動物病院事務部まで
獣医内科学研究室

西飯 直仁Naohito NISHII

専門分野
  1. 内分泌代謝内科
特徴または長所

犬と猫の内分泌代謝疾患の診断・治療に力を入れております。各種内分泌試験、副腎・甲状腺・上皮小体の超音波検査など、適切な診断試験を実施するとともに、最新の情報に基づき治療を行います。多飲多尿、電解質異常、糖代謝異常、高脂血症の鑑別診断についてもご相談ください。

連絡先 研究室(058)293-3467 または動物病院事務部まで
獣医内科学研究室

髙島 諭Satoshi TAKASHIMA

専門分野
  1. 腎泌尿器疾患
  2. 門脈疾患
特徴または長所
  1. 腎泌尿器疾患
    腎・泌尿器の異常を確定できない症例でも、当院の施設を利用した精査により診断できる場合があります。確定診断により、治療方針決定の判断材料を得ることができるとともに、当院と連携した治療も可能となります。
  2. 門脈疾患
    臨床症状(神経症状、発育不良、泌尿器症状など)から門脈体循環シャント(PSS)が疑われる場合には、門脈造影CT検査により本症を確定することが可能です。門脈造影CT検査は、異常血管の走行や位置を立体的に把握できるため、PSSの外科的治療の進行と成功に大きく貢献します。
連絡先 動物病院事務部まで
獣医臨床放射線学研究室

永田 矩之Noriyuki NAGATA

専門分野
  1. 内分泌疾患
  2. 消化器疾患
  3. 画像診断
特徴または長所
  1. 内分泌疾患の診断・治療
    症状や一般的な内分泌検査だけでは確定診断が難しい内分泌疾患に対して、超音波検査、CT検査、MRI検査などの高度画像診断装置や特殊な内分泌検査を駆使し、適切な診断を行います。適切な診断に基づき、個々の動物にとって最適な治療をご提案します。
  2. 消化器疾患の診断・治療
    高性能装置を用いた超音波検査に加え、肝臓腫瘍に対する造影超音波検査、消化管内視鏡検査、腹腔鏡検査などを実施し、様々な消化器疾患に対応しています。難治性の消化器疾患に対する食事療法にも力を入れています。
連絡先 動物病院事務部まで