光ファイバースコープの先端を体内(特に消化管)に挿入して、内部の映像をみることができるものです。内視鏡の鉗子を使うことによって検査だけではなく、異物や病理組織の摘出も可能です。
短頭犬種などに多い疾患で、軟口蓋が長いために呼吸の吸気時に軟口蓋を吸い込み、十分な呼吸ができなくなり、呼吸速拍や嘔吐、いびきなどの症状があらわれます。手術によって軟口蓋の長い部分を切除することが必要です。
いわゆるウワアゴ(上顎)には骨のある部分(硬口蓋)と骨のない部分(軟口蓋)があります。これらの部分が、先天異常によって左右の癒合不全を起こすとそれぞれ軟口蓋裂と硬口蓋裂となります。これらは二次口蓋裂と呼ばれ、犬では、これらを生後の3ヶ月齢くらいまでに手術によって治療する必要があります。治癒までの間は飼い主さまによる哺乳管理が必要です。
抜歯が困難な場合の抜歯で、特に犬や猫の上顎第4前臼歯は3つの歯根があるため、抜歯困難なことが多い歯です。
猫は難治性の口内炎がみられることがあります。さまざまな治療法が検討されていますが、全臼歯あるいは全歯を抜歯するとよい治療成績が報告されています。抜歯といっても歯周病が重度でない限り、歯だけを抜くことは困難で骨を削って歯を除去します。
多くのネコが発症します。原因はわかりませんが、腎臓が徐々に小さくなって尿をつくる機能が低下します。ネコは徐々に痩せていき、元気がなくなって、最後は尿毒症になって死亡してしまいます。根本的な治療法はありません。何とか維持をするように、水分補給や薬剤を投与します。
乳牛を飼育し、搾乳により得た牛乳を出荷する農家を酪農家と言います。肉用牛の場合、子牛を肥育して出荷する農家を肥育農家といい、繁殖用個体のみ飼育して、子牛を生産して売却する農家を繁殖農家といいます。なお、繁殖と肥育を両方行う場合は一貫経営といわれます。