岐阜大学動物病院

教育・研究

用語の説明

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産業動物(さんぎょうどうぶつ)

産業動物とは、我々の生活(特に食糧)に必要となる生産物を与えてくれる動物です。例えば、乳牛(牛乳、乳製品、牛肉)、肉牛(牛肉)、馬(競走馬、乗馬用の馬、肉用の馬)、豚(豚肉)、鶏(卵、鶏肉)などです。一般の飼い主さまが御家庭で飼育されている愛玩動物とは異なり、農家さんが飼育されている動物で、人の手で繁殖させて生産物を得ています。

Cアーム(しーあーむ)

Cの形状をした方向や角度を自由に動かせるX線撮影装置です。この装置を用いることによって骨や臓器の形をみながらより手術をすることが可能です。

CT(しーてぃー)

X線を用いて生体の断層像を得るX線の検査方法です。

歯科・口腔外科(しか・こうくうげか)

歯周病の治療や歯髄の露出(露髄)、不正咬合や乳歯遺残といった歯の治療から顎骨の骨折や口蓋・口唇、唾液腺など口腔周辺の疾患に対して手術を中心に治療を行う分野です。

歯科用X線撮影装置(しかようえっくすせんさつえいそうち)

X線発生部、コントロールボックス、アームより構成され、投影角度を三次元的にヘッドを動かして決めることが可能な軽量・小型化されたX線撮影装置です。

歯冠修復(しかんしゅうふく)

歯冠部分(歯肉から出ている部分)が割れて欠けた場合、歯冠の形態を修復する方法です。露髄(歯髄がみえる)の場合、根管治療が必要となります。

歯周外科治療(ししゅうげかちりょう)

歯周病に対して歯周組織に行う手術のことで、歯周ポケット下の清掃が困難な場合に歯肉を剥がして外科的に清掃を行い、歯の保存を目的とすることです。

歯周組織再生治療(ししゅうそしきさいせいちりょう)

歯周病によって失われた歯周組織の再生を目的に行う治療のことで、歯周外科治療時に行い、さまざまな材料が用いられます。

歯石除去(しせきじょきょ)

スケーリングともいい、歯周病の予防・治療上、非常に大切な処置で、超音波スケーラーや手用スケーラーを使って歯の表面の歯石を機械的に除去する方法です。歯石除去後は歯面を滑沢にするため、研磨剤をつけて研磨(ポリッシング)を行います。犬や猫では歯石除去の処置にも全身麻酔を行いますので、飼い主さまの理解が必要です。

種雄牛(しゅゆうぎゅう)

凍結精液を作成するために飼育される雄牛で、これらの牛から作成した凍結精液は農家さんで人工授精に供され、子畜が生産されます。岐阜県では、霜降り肉を高率に作成する種雄牛であった「安福」号は有名であり、「安福」号の経済効果は 100 億円と言われ、生まれた子牛は 4 万頭以上です。 なお、種雄牛と同様、豚や馬においても種雄豚や種雄馬が存在し、種雄として利用されます。

循環器外科(じゅんかんきげか)

心臓病や血管に起こった病気に対して手術を中心に治療を行う分野です。

消化器外科(しょうかきげか)

消化器系臓器(食道、胃、小腸、大腸、肛門、肝臓、胆嚢、胆管、膵臓、脾臓)に起こった病気に対して手術を中心に治療を行う分野です。消化管が閉塞した場合など、消化器臓器を切開して治療します。もちろん、内視鏡を使って切らずに摘出することもあります。岐阜大学動物病院では肝臓や胆嚢の手術は独立した分野として扱っています。

小唾液腺(しょうだえきせん)

口唇腺、頬腺、臼歯腺、口蓋腺、舌腺があります。

食物アレルギー(しょくもつあれるぎー)

生体が摂取した食物(特に牛肉や卵など)に過剰に反応した結果、アトピー性皮膚炎に類似した皮膚症状の他、消化器症状(嘔吐や下痢)などを発症する疾患。食物アレルギー用に特別に開発された食事を与えることにより症状が緩和します。

整形外科(せいけいげか)

運動器官の病気や外傷に対して治療を行う分野で、骨・関節・筋肉・靱帯・腱・脊髄・神経の病気、外傷による損傷、手足などの先天性疾患を治療します。又、運動機能の障害だけでなく、痛みを主とする疾患の治療も行います。

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